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博士の研究室(コラム) |
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BBA独自の型付け グラブ型づけ・グローブ型づけの目的は主に
高校球児部活動応援マガジン「タイムリー」2013年1月号で取材されました。 ![]() ![]() ![]() なぜ「グラブ型づけ・グローブ型づけ」をするのか?
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硬式グラブ・ファーストミット | ¥4000〜 |
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軟式グラブ・ファーストミット | ¥3000〜 | |
硬式キャッチャーミット | ¥5000〜 | |
軟式少年用 | ¥2500〜 | |
軟式キャッチャーミット | ¥4000〜 |
BBA・YAMATOのグラブ・グローブ・ミットの型づけはご購入時に無料でサービスしています。
BBBAではアフターフォローの修理・定期健診に力を入れています。>>加工・修理
国産なので材料屋さんとの打ち合わせをしています。
グラブの革には種類があります。
グラブの革にはいろんな種類と硬さ風合いがあります。
BBAの縫製方法は
作成段階から型付けをしていき素手感覚になるグラブを作っていきます。
捕球面のかわも手入れ部分の革も大切ですがもっと重要なのは
その2枚の袋を一体(合体)する時です。ズレ ダブりが出たら 自分の手の感覚が
伝わりにくいグラブになります。
1)捕球面補強加工![]() |
BBAのグラブの捕球面の親指と人さし指のあいだに (折り返しハートの下)の補強革を張っています。 (捕球面の裏の写真) この効果は @親指と人さし指がより独立できる A捕球面がしっかり張る Bウェッブの下がやぶけにくくなる Cポケットが作りやすくなる などの効能があります。 |
2)フィンガーレザー加工![]() |
YAMATOシリーズのグラブは 内袋の上に画像のように少し硬めのレザーを薄くすいてはります。 この効果は これが BBA独自のフィット加工の方法の1段階です。 |
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一般的には 下記の画像のように何も加工しません。この場合すぐに柔らかくなる傾向があります。
外野用に場合は 特に指先をしっかり立てたいのでフィンガーレザー加工を先までしています。
このフィンガーレザー加工をして縫製の途中でしっかり人の手の形・人の指の動きを記憶させます。
これがフィット加工です。
◆湯もみ型付け
グラブ型つけは グラブとの対話作業です。
BBAは少年軟式 軟式にこの型付け加工を採用しています。
硬式はフイット加工と言ってお湯につけない方法を取っています。
軟式のボールははじきやすいので
お湯につける革の繊維を揉みほぐします。グラブの革が形状記憶しやすくなります。
その理由は 革の繊維を柔らかくしたいからです。
まずは その革にあった温度のお湯につけます。
次に、指の関節 特に対立運動がしやすい形状に型をつけます。
今までに20000個以上型を付けてきた経験とデータがあります。
ポケットを作るために 叩き棒で 捕球面の革を叩いてのばします。
この時に薬指のつけ根のポケットもつくります。
グラブ アイロンという特殊な器具を使い親指や他の指が動きやすい形状を
グラブにつけていきます。グラブを作成する過程でも使います。
これで 指の関節の形状をつくっていきます。
最後に叩き台の上で あごの形や親指 小指が開閉しやすくなるように
叩いていきます。
グラブの状況 ソフト 少年用 などで
木槌の種類は分けます。グラブと対話しながら行っていく作業です。
グラブ工場でも使っている 仕上げマシーンも使う事があります。
特に少年軟式用には使います。
BBA 硬式グラブYAMATOシリーズは基本的にフィット加工です。
特にキャッチャーミットは 軟式用も少年用もフィット加工しています。
ミット仕上げマシーンです。 油圧式型付け機械で捕球面を作ります。(日本でも珍しい機械です)
ブルペンで捕手がボールを受ける感覚を再現するために作りました。
フイット加工は 木でできた硬式ボールを型付けに使います。
これらは グラブを作成するときに使う道具です。
何万個というグラブを作ってきた グラブの台
指袋アイロン マラカスハンマー 指芯調整器具です。
これらを多様に使いながら 素手感覚のグラブ ミットを創造していきます。
その後の型直し加工(BBAの型付けグラブは 型直し代はサービスです)
グリス入れ・レース交換 などは実費かかります。
特に キャッチャーミットの捕球面交換は好評です。国産で作っているので、修理も可能です。
お里という サポートもしています。詳しくはこちら
それ以外に グラブレースの厚みにもこだわっています。
これは グラブレースや グラブの革を好みの厚みにすく すき機です。
BBAの店頭にある型をつけたグラブのサンプルです。
BBAに遊びに来られた際ぜひ手を入れてみてください。
湯もみ型付けにしてもフィット加工にしても、手作業で一つ一つ行うものですので
細かい汚れ等グラブにつく場合がありますのでご注意ください。
BBAの「グラブ型つけ」は他のメーカーのと何がどう違うのか?
手と一体になる魔法のグラブ
人間とチンパンジーの遺伝子の違いをご存知ですか?
その違いはたった2%!!その差がこの数百年で人類は月まで行き
電気をつかいインターネットまで開発し便利な社会と文明を作りました。
しかし、チンパンジーはそのままです。
これはたった2%の違いの前頭葉の未来を予測する力、
改良する創意工夫能力の違いなのです。
動物は今を生きます。お腹がすいたら餌をもとめお腹がいっぱいになれば一服する。
しかし、人類は違います。
未来という時間感覚を持ち夢を見てより良い選択をしてそのために手と指という武器を上手に生かして
壮大な夢(車を作る、空を飛ぶ、写真を撮る、動画を観る、録画する)
を次から次に達成し改良してきました。
そうです。たった2%
だからグラブの事も使い方もたった2%の情報を学べば世界が変わるのです。
ではグラブの世界は一体何が違うのでしょうか?
グラブの型付けでの2%とはズバリ「対立運動」と「位置覚」です!
多くの指導者や選手は知らずに野球を卒業されます。
例えば、ミットなら捕手用ならすべて同じなのでしょうか?
硬式用グラブならどのメーカーのでも 同じ使い心地、装着(はめ)具合は同じなのでしょうか?
違いますよね。あなたのグラブに位置覚がありますか?
対立運動しやすいグラブですか?ストレスなく逆シングルできますか?
グラブの革の表面をカバンや靴のようにコーティングしている
なら色落ちはしにくいでしょう。
しかし、革は固くて指先の細かい動きは再現できないでしょう。
グラブの革は牛の革を使います。
何故でしょうか?
野球の誕生したアメリカは牛の肉を食べます。
そしてその牛を育てるのはカウボーイの仕事です。
カウボーイの乗り物は馬です。
アメリカ人は牛を食べる文化はありますが馬を食べる文化はありません。
以前に水牛でグラブを作ろうとしましたが 革が固すぎてひっくりかえせませんでした。
この点、牛の革は最高です。
馬の馬具が基本的牛の革です。
そして世界で1番最初のグラブ工房は馬具屋さんでした。
その時の色がローハイドカラー(茶色) だからビンテージグラブはずっと茶色なのです。
今では染色の技術が進みカラフルなカラーのグラブができていますが、、、
牛の革は生まれて1歳までカーフ、1歳を超えてキップレザー、
2歳ぐらいでステア―ハイド、3歳以上のおじいさん牛はブルと言います。
実際に手にはめていただけたらわかると思いますが
BBAは、グラブの革の質感にこだわります。
かたつけしやすい革、指の細かな関節の動きの再現できる 形状記憶に最適な革を厳選しています。
まずは材料選びがものつくりの命です。
そして裁断作業、長年の経験でこの裁断作業でグラブは大きく変わることを発見しました。
それから縫製技術 製造工程、仕上げ作業、レース通しにもこだわっていますが革の伸びを意識した裁断、縫製手法これは
グラブ職人にはそれぞれ個性や世界観があります。
私は長年の研究から手のひらとのフィット感を大切に考えています。
BBAの型つけグラブは「対立運動」と「位置覚」にこだわっています。
大阪市立大学の医学部の整形外科の先生と一緒にレントゲンをとってグラブの中における手の骨の動きを研究してきました。
その内容は本にもなりました。
グラブノート(日刊スポーツ出版)
その本は英訳されベースボールの本場のアメリカのニューヨークにある野球殿堂博物館から表彰状まで頂きました。
BBAの「グラブ型つけ」は簡単に言えば
人の指の間接の細かな動きを 自由に再現できるようにグラブの革と芯とレースに
特殊な手法で形状記憶させたグラブなのです。
これができるのは今国内で私、梅原以外にあと2人だけです。
人は誰もが手に27個の骨があります。
その中でも特徴的なのは手根骨という
手首に8個ある石のような小さな骨です。
あなたがボールを掴んだりペンをつまんだり
紙をたたんだり丸めたり
鉛筆を持ったり文字を書いたり
パソコンのキーを自由に打ち
服を上手に来てベルトをつけれるのも
靴下をはけるのも 靴のひもを締められるのも
全てこの8個の魔法の骨の御蔭なのです。
しかし、市販の多くの既成グラブはこの手根骨の動きを止めています。
手根骨の動きはとても繊細で無数の可能性を秘めています。
宇宙に人が行けるこの時代でも
ロボットでこの手根骨の繊細な動きを完全に再現する事は不可能といわれています。
人類の文明はこの手根骨の御蔭だと言っても過言ではありません。
対立運動は親指と薬指との連動運動です。
ボールを掴むときは必ずこの動きが必要です。
特に逆シングルするときには必要です。
だから私のグラブセミナーではまずはその部分をいろんな実験をして実際に体感していただいています。
すこし親指について学習しましょう。
机の上にボールを掴む、グラブをはめる側の手を置いてください。
指を大きく広げて、、
あなたの爪はどこを向いていますか? 人差し指、中指、薬指、小指すべて天井を向いていますね。
しかし親指だけは天上を向いていないでしょ。
これが対立運動なのです。
親指は内側に向いています。
しかし、多くの市販のグラブは手を入れるとわかるのですが親指が
立ったままでグラブの中心にはむいていきません。
むしろ市販のグラブは親指が外側に向いていきます。
これでは細かいハンドリングができません。
私のグラブセミナーではボール回しというユニークなテストをします。
自分のお腹の前にボールを素手で持ちます。
「よーい!はじめ」という号令で
ボール回しをしますが10秒で何回できるか?
実験します。 中学生で15回 高校生で17回前後です。
要するに素手ならこのくらい早く正確にできます。
しかし、次に自分の試合で使う大切なグラブ
これで実験すると一気に回数は減ります。
10回できない選手が続出です。
全てがこれならそれでいいのですが
私の持っていったかたつけグラブで実験すると
この回数が平均2〜3回増えます。
ランナーは50m7秒で走ります。
1秒間に7m 0、1秒で70cm
握り変えが遅くなるとランナーが有利です。
0,2秒で1,4m 前回の試合のゲッツー崩れは
本当にゲッツーが間に合わなかったのでしょうか?それともグラブ選びのエラーでしょうか?
BBAはグラブの素材、縫製、かたつけ、使い方、そしてその後のメンテナンス
日頃のお手入れの方法までこだわっています。
1度あなたのグラブを持ってBBAグラブ工房まで遊びに来てみてください。
2%のグラブの世界が理解できると思います。
またグラブの試着無料サービスや東京で不定期に展示会をしています。
地方出張講習会もお気軽に御問い合わせください!
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